戯言堂 その9
戯言9:ツアーパンフ本物&縮刷版比較
デビュー25周年を記念して発売された「Quarter Century Box」。
Quarter Century Box(完全生産限定盤)(Blu-ray付) ユニコーン KRE 2012-10-25 by G-Tools |
ツアーパンフは、自分がサイトを立ち上げる前に結構必死になって全部集めた記憶がありますが、
こうやって手軽にすべてが手に入るようになるなんて、まったく良い時代になったものです。
ちなみにパンフそのものの内容については、サイトの中にまとめていますので、こちらをご覧いただければと思います。
基本的にはただの縮刷版なので、復刻盤も本物と内容としては違わないのですが、
各パンフごとに「ギミック」的なものがなくなっている形となります。
この記事では、本物のパンフレットと、縮刷版のパンフレットについて一冊一冊を比較してみたいと思います。
全体的に言えるのは、第1期ユニは色が薄めで全体的に文字・線が見づらい。
第2期はデジタル制作になったからか、比較的縮刷にしてもイメージの違いがないのですが、
第1期のものは縮刷だ、という印象が結構あります。
というわけで、以下一冊一冊の比較です。
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■UNICORN(PANIC ATTACK TOUR)
1988-89におこなわれたツアーのパンフ。
このパニックアタックツアーの前にもツアー自体は存在しているのですが、パンフがあるのはここからになります。
これはまだゲームブッククレジットがされていないパンフレットなので、基本的には写真集的なパンフだったことと、唯一のギミックである中の穴も
再現されているので、縮刷版の再現度が大変高くなっています。
現在本物は一番入手が難しいと思われるパンフなので、本物との違いが少ないのは◎。
■GAMEBOOK(UNICORN WORLD TOUR 1989 HATTORI)
1989におこなわれたツアーのパンフ。ここからゲームブッククレジットとなります。
唯一にして最大の違いは表紙がパズルになっていないこと。あとの中身は同じです。
一応パズルっぽい模様はありますが、流石にそこまでは再現していなかった(^^;
ちなみにUNICHROの過去記事で実物の方のパズルをはずしたりしているので、興味のある方は是非どうぞ。
戯言堂「ゲームブックを遊び倒す」
■GAMEBOOK2(パニック服部ブームツアー 1989-1990)
1989-90におこなわれたツアーのパンフ。
字がとても多く読み応えがあるものの、縮刷版は小さいことと字がかなりつぶれかかってて読みにくいという問題が発生しています。
もちろん読めないわけではありませんので、集中して読めばOKです。アナログで縮刷版というとどうしてもこうなってしまうのでしょうか。
また、裏表紙のメンバーの写真をくるくる回して楽しむギミックがありません。
■GAMEBOOK3(嵐のケダモノツアー 1990-1991)
1990-91におこなわれたツアーのパンフ。
表紙をめくったところがZzzツアーのDVDよろしく飛び出すようになっているのですが、縮刷版には特にそのようなギミックがありません。
また、縮刷版には赤青セロハン式の「飛び出すメガネ」が付属していませんが、飛びだす眼鏡を使うページ自体は再現されているので、見たい時には自作で…?
中にはさみこまれた紙まで縮刷で再現されているのが凄いです。
■UNICORN4(UNICORN WINTER TOUR 1991-1992 THE WAR Without STAGE MANAGER)
1991-92におこなわれた舞監ツアーのパンフ。(※ゲームブック表記ではないけどゲームブック4扱い)
表紙が蓄光プリントでないのでザラザラしていない、というぐらいでほぼ同じ。
再現度が高くなっています。
■GAMEBOOK5(1992 TOUR "S.F.W." CHAMPIONSHIP)
1992におこなわれたSFWツアーのパンフ。
メンバーの等身大写真(笑)ということで、かなり凝った製本になっている
パンフレットですが、小さいというだけでほぼ完全再現されています。元のは大きすぎてガサガサして見にくいので(^^;
このパンフは寧ろ縮刷版のほうが扱いやすくてイイです。
■GAMEBOOK6(UNICORN TOUR 4946)
1993におこなわれた4946ツアーのパンフ。
表紙を開くと「音楽家と政治家と地球と犬」の電子オルゴールがなるのですが、当然縮刷版にオルゴールはついていません。
しかし、私が持ってるパンフはいつのまにかオルゴールが鳴らなくなっていました…
なので、現時点ではただ小さいだけで同じパンフとなっております。(^^;
■GAMEBOOK7(TOUR 2009 WAKE OF THE LABOR)
2009年におこなわれた勤労ツアーのパンフ。
ここからの2冊は、最近作られたこともあり縮刷にしてもほとんど見劣りがしません。
第一期のような物理的なギミックもないため再現度が高くなっています。
勤労ツアーパンフは表紙の写真が動かない、ということだけで中の違いはありません。
■GAMEBOOK8(TOUR 2011 UNICORN ga yatte kuru ZZZ...)
2011年におこなわれたZツアーのパンフ。
字がかなり多くなっていますが、小さくなって読みにくくなったり、ということはありません。
違いはARカードにミシン目が入っていないことぐらい。
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ということで、まわる・とびでる・音がでるといった物理的なギミックのみ省略されていて、
本としての部分については全く違いなく楽しめる再現度となっておりますので、
初めて過去パンフに触れる方は、この機会に是非じっくりお楽しみいただきたいと思います。
また、既存のをお持ちの方も気軽に手に取れる体裁となっているので手軽に振り返っていただくにも良いかと思います。
というわけで、充実のパンフ縮刷版でした。
こういう企画、是非また何かの折にやってほしいなあ。